夏のレプリカ (講談社文庫)

夏のレプリカ (講談社文庫)


西之園がすっごく普通の女の子に見えた。
最初の頃はそんな感じじゃなかったけど、段々感情豊かなキャラクターになってるよね。


それにしても、恋愛下手だな、みんな。
冷たい密室と博士たち」からずっと思ってたけど、
森博嗣の小説に出てくるキャラクターは理系科目には強くても皆、恋愛関係に対して馬鹿。
「私は大人になった」みたいなこと言っているけど、それ全然大人の対応じゃないから。
肝心の部分が語られてないため、ちょっと消化不良。
本当の大人はそんな理由で殺人犯しません。
あと、兄の失踪理由はあんまりにも極普通で、
「何で家族が杜萌にここまで隠し通そうと思ったんだ?」
って思った。別に隠さなくてもいいじゃないか。
事件にかなーり関係がない…。


西之園の記憶法、私と一緒だ。
段々「普段の西之園の格好と化粧はおかしい」と作者も自覚してきたみたいね…。
(読者につっこまれたのかな


口紅よりもファンデーションを塗る方が先だと思うのですが、どうでしょう?