アフターダーク (講談社文庫)

アフターダーク (講談社文庫)


なんか、いつもと違う…かも。


姉にコンプレックスを持つマリ、
本当は何か訴えたいのにそれができずに薬を飲んだり眠り続けるエリ、
奥さんとすれ違いの生活を送る白川(奥さんから逃げているように見える)、
複雑な過去を持つタカハシ、
殴られて傷を負う、娼婦の中国人の女の子、
女子プロレスをやめて今はラブホの従業員のカオル、
何者から逃げているコオロギ、


色々抱えてる人たちが織り成す、深夜のストーリー。
その中には「私たち」も含まれてるのかな?
海辺のカフカ読んだ後だとあっさりめに感じるけど…。


「過去は燃料」ってほんとにそうだなあって思った。


アルファヴィルブレードランナー。どっちも昔の名作SF映画。