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笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

Ｓ＆Ｍシリーズ３作目。この小説のノリにも慣れてきたなぁ…。
このノリが好きで読んでいるかもしれない自分がいる。
犀川センセの考え方が実は好きなんだよ。自分が愛さなければ、悲しむ事も無いとか。
お話の中でたまに出てくる考え方だけど、私もたまにそう思う。
ただその割には、犀川ってそこまで冷血じゃないよね。普通に友達いるし。

肝心のトリックは…。オリオン像のトリックは読んですぐ解けた。
で、そのトリックが解けちゃうと殺人の謎も解けちゃうんだよな〜…。
本を投げそうになったけど、まぁこれはこれでいいかと思った。
登場人物皆、像を動かす事しか考えてないとはこれ如何に…。
トリックより、人物の背景の方に重点を置かれてたのかな。
前作はトリックも簡単ながら、動機もいまいちだったからなぁ。
ただ、すべてがＦになるの真賀田博士も似たような感じだったから、そこがいまいち…。
本当の謎は解けてないんだけど、あまり気にならないというか…。

あと、もうつっこむのも嫌なんだけど、女性としてあえてつっこまさせて…。
紫色の口紅て！！
ANNA SUIのスイルージュGの200とかあるにはあるけどさぁ…。無難にピンクにしとこうよ…。
キャミソールが下着て！！
確かに下着の意味もあるけど、建築学科の女性の夏はどうなってんすか！？
キャミっつったら普通あーゆートップスの意でしょ？？？
ワンピとドレスの区別がつかないて！！
お嬢様だろうがなんだろうが、本当に女か！？
大体にしてキャミドレとワンピとイヴニングドレスって全然違うじゃんか！

西之園の、文字で見ても悲しくなる下品な格好はもうどうにもなりませんか？(涙
犀川、大学助教授の割に耐性無さスギじゃないですか！？理系でも女性いるしょ…。
わかんないのなら無理に書かなければいいのになぁ…。