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回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)

最初、ノンフィクションみたいな事書いてあるけど、実は全部創作。

どの話も、ほんのり悲しい。前半の方の話の方が好きだな。
中身はタイトル通りの短編集。
はじめに出ていた
人は書かずにいられないから書くのだ。書くこと自体には効用もないし、それに付随する救いもない。
の一文が良かった。
自分の老いを感じる「プールサイド」が好き。
話自体は面白いのに、どこが面白いのかわからない、ってのは何でもそうだと思う。
と、いうかこの本をよく表した言葉だ。
「今は亡き王女のための」は何か違うような気がした。