美人画報 (講談社文庫)

美人画報 (講談社文庫)


安野モヨコのオシャレに関するエッセイ。
文章は、どっか綺麗な通り沿いのモスバーガー辺りで会社員の姉ちゃんが喋ってるような、
軽い文章ですがそれはそれでそういう雑誌の連載だからオッケィ。


私はこういう風に成功したのよ!!という感じではなくて、
過去の失敗談なんかや愚痴も含めていて、そういうところがツボに入った。
大体の話が、「理想はあるんだけど、現実は…」あるあるある。
こういう話って作者の成功談だけじゃ全ッ然面白くないんだ。
ただの自慢で余計なコンプレックス植えつけられるしね…。
それに、外見も大事だけど中身も磨こうよ、って姿勢がマル。
エステばっかり行ってるんじゃなくて、運動とかも書いてあるのがいいよね。
マッサやエステばかりのエッセイって簡単に実践できなくて面白くないんだもの…。


「何でそんなに服買ってメイクに時間をかけるんだ…。」と男に呆れられても
綺麗な家具に一通り目を輝かせた後、値札を見て途端に興ざめしても、
女の子たちはやめられない、とまらない、かっぱえ○せん。少しでも綺麗になりたいのさ!
そういや、男性に綺麗に見られようって意識してないな、反省…。
(というか、普段の生活はパッパラパーでもう…。ハンガーにかかってる色々な服や金かけて揃えた化粧品達が泣いてる)