子供の仕事

子供の仕事


子供向けのような文体で書かれているけど、これは大人向けだな。
父親の悩みが選挙絡みだったり、文章に比べて難しい単語がちょこちょこ出たり。
ただ話自体は全体的にほんわかまったりでそう悪くはありません。
世の中には沢山の視点があるということです。その視点移動が違和感なくて、旨い。


問題は「値段」このAmazonの写真では表紙だけだからわからないけれど、
手に取るとびっくりするよ。これ、同人誌じゃないの??
400円+税もあれば十分立派な厚さの文庫本が1冊買えます。
1ページ約26円は高すぎる!!
こうしなきゃいけなかったのかなぁ。
せめてもうひとつの短編、「トゥーチカと飴」とセットにするとか…。


せっかくの良いお話でも、お値段が高いとファン以外は手に取らないんじゃないのかな。
たった15ページで得るものはあったけど、値段に見合ったものかというと…。