とかげ (新潮文庫)

とかげ (新潮文庫)


自閉症の点が気になったけど、書かれた時を考えると仕方無いのかも?
今でも誤解してる人が多いし。
それが気になってしまって、「とかげ」が思うように読めませんでした。


でも、その他の話は大変面白く、読ませる話でした。
キャラクターが活き活きとしていて、読んでいても不快にならない。
キムチの夢や、大川端奇譚が私的にツボです。
吉本ばななは死だけじゃなかった!良かった!(厭味でなく)


吉本ばななは女性作家だからか江國香織と似てる部分もあるんだけど、
綺麗さは無い。生活感はとても溢れてて、読みやすいとも思う。