暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで


暗号にまつわる歴史、解読方法、とか。
読み応えアリで面白かったー!これは何度も読み返したいしすると思う。
英語が苦手な事をこれほどまでに後悔した事は無い。数学知識も...。
暗号って、率直に言うと無茶苦茶地味。
本書にも度々書いてあるけど、どんな偉業を成し遂げても公表できない事も多いし。
イギリスの3人はクールですな。
でも、古代から現代に至るまで、私達の生活を支えていて、それは今もなんだけど…。
日陰的な活躍をいつもしていたんだ。普通に関心してしもた。
パズルが大好物なので、暗号の解読方法や作り方も読んでいて楽しかった。


ただ、ヴィジュネル方陣とか頻度分析は全然読んでてあっさり理解できたけど、
近代の、エニグマとかになると最早ついてけないとこもあった。
私の中では量子論よりエニグマの方がちんぷんかんぷん。特に解読方法。
それでも、色々な例えに置き換えて解りやすく書いてくれているのが嬉しい。
ロゼッタストーンとか線文字Bは面白かったかな。ロマンがあるじゃんか。
線文字Bに関わった人達、やたら早死にしてませんか?(汗
日本のパープルについてももうちょっと書いてあったら良かったのにな。
ちょろっと書いてあって気になった。


ところで、未だ解けていないビール暗号に興味津々なんですが。