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陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

読んでいて飽きない、テンポが良い。愉快。
読んでて楽しいってのはやっぱ重要。
一瞬、映画を観ている錯覚にも陥った。
伊坂幸太郎の作品って、描写が映画っぽい部分があるよね。
エンターテイメント性に限って言ったらこれは良い小説だと思う。
だから、登場人物の哲学とか、詭弁が混じってても気にしない。むしろそれが楽しい。
登場人物が好き…って最近そればっか言ってる気がするけど、本当に魅力的なんだもの。
やっぱ１番好きなのは成瀬。彼みたいにスマートに、だけど意地悪く生きたいです。憧れ。
感情より計算で動くキャラクターの方が好きなので。

ラストも爽快だったし、続き読みたいな。