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- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/12/22
- メディア: 文庫
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いつの話だったかな。
テレビで何かの国際会議をやっていて、なんとなくぼーっと見ていた。
中国は中国語で、フランスはフランス語で、ドイツはドイツ語で、アメリカは英語で
それぞれ自分の国の言葉を喋っているのに、いざ日本の番が来たら
日本代表のその人は驚く位発音が下手な英語を喋り始めた。
その時私は政府の偉い人でも英語の発音は下手クソなんだな、という事と、
軽蔑の念をおぼえた。
なんでここで日本語を喋らないで、へったくそな英語をわざわざ喋るの…?と。
まさか、日本語の通訳だけいないなんてそんな事はないでしょ…。
そういう微妙な気持ちを抱いた私なので、国語教育絶対論での意見には概ね賛成。
島国日本に住んでる分、正直英語はほとんどいらないと思うし…。
(勿論、興味があるのなら英語を学ぶ事自体はそれはとても良い事だと思う)
多分、小学生から英語やっても日本人の大半は英語、喋れないんじゃないかな…。
日本語が疎かになっている今、どうして国語の授業を減らす必要があるのかしら…。
なんかちょっと強引で極論じゃないかなぁと思うとこもあったけど。
夏目漱石や森鴎外を学校で扱わないってのは信じられない。