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BRAIN VALLEY〈上〉 (新潮文庫)

瀬名さんの小説はパラサイト・イヴしか読んだことなかったのですがー。
瀬名ってうちの近所の地名から取ってるからなんか親近感あるんだよね。(ローカルトーク

元々医学畑な人だから、余計な比喩や情景、喩えが全然無くて、
淡々と見たもの・感じた事をぱっと述べている事が多い理系だなーって感じの文章。
でもそれがいかにも現実臭い。
相変わらず知識満載で、読むのに力が要る作品。パライヴ以上…。
きっと知識がある人の方が話が理解できると思うんだろうけど、
その代わりにほころびが見えちゃうんでしょうか？
現実の部分と架空の部分があるので
どこからどこまでなのか知識の無い私には線引きできません…。
しっかし話がUFOや神様にぶっ飛んだ時にはびっくりした。ほんとびっくりした。
あんまり良いと感じたトコ書くとどんどんネタバレになるから秘密だけれど、
これは強引じゃないのかなぁーな部分もありつつ、
いっぱいいっぱい読んだのに結局大部分の伏線はまだ全然解明されてないので、
早く下巻が読みたいです。
パライヴよりぜんっぜん面白いよー。っていうか、好き。人には勧められないｹﾄﾞ。
パライヴだと、「いや、これはないだろ」って部分があったから。

私の趣味にぴったり当てはまったってのが、大きいかもしれない。