僕、はまじ

僕、はまじ


最初に告白すると、立ち読みで全部済ませてしまいました。
私は基本的にハードカバーが嫌いで、立ち読みで図々しく1冊読み終える程面白かったんですが、お金が無かったのもあって購入まで至らなかったのです。ほんとごめんなさい。
日付は思い出せなかったので適当なんですが、発売してすぐ位だったと思います。


私が地元民だからなのか、伏せてある部分なんかも解っちゃって、
これは中々面白かったです。はまじってこういう人なんだー!って。
でも、ちびまる子ちゃんを愛している人、実際の事を知りたくない人、
明るくて楽しいちびまる子ちゃんだけが好きな人、
…は読まない方が懸命だと思います。
何故なら、ちびまる子ちゃんは漫画でありアニメであり、ノンフィクションであるので、
悪いところは全て綺麗にしたりぼかしたりしています。
日常の話ながら、その中には夢いっぱい幸せいっぱいの少女漫画です。


しかし、その舞台裏の現実にはどろどろした部分があるのは当然で、
これで本当の事を知ってしまい、悲しくなる人もいるでしょう。
作者はそれらを笑って茶化してあっさり書いていますけど、
それは過ぎ去った少年時代を懐かしく思い出せる今だからこそ、で
やっぱりそこには悲しい事や辛い事、嫌だった事も当然あったと思います。


漫画のはまじは面白くて、いつも笑っている明るく楽しい男子だけれど、
現実の浜崎憲考さんには色々なご事情もあったご様子。
それでも今を楽しく生きているようなので、この人はやっぱりはまじなんだなぁ、と。