暗夜行路 (新潮文庫)

暗夜行路 (新潮文庫)


めちゃめちゃ長いよ。


この小説は作者が父親と和解してしまった時に多分本来の目的を失っちゃったんだろうけど、
それはそれで、良いと思う。
人生が凄く感じられる本なんだけど。
(こういう陳腐な言葉でしか表現できない自分の頭に苛々する…。)


タイトルのように、真っ暗い闇の中を手探りで進んでいくような本。
恋愛小説っぽい側面を持ちつつも、これはやっぱり人生小説だなあ。
どっしり重い。本自体も重い。電話帳には負ける。