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- 作者: 辻仁成
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2001/09/01
- メディア: 文庫
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Rossoの方の評判がすごぶる悪かったので、身構えて読んだのだけど、
身構えたからかなんだかそこまで酷くは…という感じ。
こっちから読んだから?わからない。
順正は、過去に縛られている事を一応それなりに自覚はしていて、
「どうにかしなきゃいけない。自分にけじめをつけなくてはいけない。」事は分かっているのだけど、
何だかはっきり言えずにうじうじしているタイプ。
言いたい事をきちんと言えず、仕事は出来るけど恋愛に関してはすっげー典型的なダメ男君。
決意だけは突っ走って、行動に出ない。
色々と、「こいつがしっかりしてりゃあ…!」ってところは、ある。
更に、運とタイミングまでが物凄く悪いところもあるような…。
最後は何か決意して、1つづつ下手くそながらも(しかし周りの迷惑は顧みない)
片付けてはいくので、まぁ…そこまで気分悪くもならず。やっと大人になれたかな?
それにしても、よく分からないところがちょっとある。
Rossoを読めば解決するの?両方読まないと、ダメっぽい。
酷く気になったのは、文章がキザったらしく、やたらとかっこつけまくり…な点。
順正に言われると鼻につく…。