冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)

冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)


Rossoの方の評判がすごぶる悪かったので、身構えて読んだのだけど、
身構えたからかなんだかそこまで酷くは…という感じ。
こっちから読んだから?わからない。


順正は、過去に縛られている事を一応それなりに自覚はしていて、
「どうにかしなきゃいけない。自分にけじめをつけなくてはいけない。」事は分かっているのだけど、
何だかはっきり言えずにうじうじしているタイプ。
言いたい事をきちんと言えず、仕事は出来るけど恋愛に関してはすっげー典型的なダメ男君。
決意だけは突っ走って、行動に出ない。
色々と、「こいつがしっかりしてりゃあ…!」ってところは、ある。
更に、運とタイミングまでが物凄く悪いところもあるような…。
最後は何か決意して、1つづつ下手くそながらも(しかし周りの迷惑は顧みない)
片付けてはいくので、まぁ…そこまで気分悪くもならず。やっと大人になれたかな?


それにしても、よく分からないところがちょっとある。
Rossoを読めば解決するの?両方読まないと、ダメっぽい。


酷く気になったのは、文章がキザったらしく、やたらとかっこつけまくり…な点。
順正に言われると鼻につく…。